今回は「国税の納税方法」について解説をしていきます。
大体の方は納付書に記入後、現金を持って銀行に納付をしに行っています。
実は、納付の方法にも現金納付だけではなく種類があるのです。
こちらは、最もオーソドックスな方法で、皆さまが一番最初に行う納付方法です。
◎納付書に納税額を記載し その納付書と現金を持ち、金融機関 又は 税務署の窓口で納付する方法です。
◎金融機関・税務署の開いている時間に行く必要があります。
こちらは個人事業主さんや、確定申告をしている方が対象となります。
◎所轄税務署 又は 金融機関に「預貯金口座振替依頼書 兼 納付書送付依頼書」を提出してください。
◎その上で期限内に申告書の提出をすることが条件となります。
◎「預貯金口座振替依頼書 兼 納付書送付依頼書」に記載した銀行口座より指定された日に引き落としがされます。
引き落とされなかった場合は、「振替日」ではなく「申告日」から延滞金がかかります。ご注意ください。
<例>申告日:3月15日・振替日4月21日の時に振替ができなかった場合、3月15日から延滞金がかかります。
※住所が変わり、所轄税務署が変更になった場合や振替口座の変更をする場合は再度「預貯金口座振替依頼書 兼 納付書送付依頼書」を提出する必要があります。
※領収書は発行されないため、領収書が欲しい方は納付書で納付をしてください。
こちらは、わりと最近できた納付方法です。
国税庁ホームページ内にある「確定申告書等作成コーナー」や「コンビニ納付用QRコード作成専用画面」から納付に必要な情報をQRコードとして作成(印刷)をします。そちらを持ってコンビ二エンスストアで納付する方法です。
◎納付できる納税金額は30万円以下が対象となります。
◎現金以外の方法で支払いは不可となります。
◎利用できるコンビニは、ローソン・ミニストップ・ファミリーマート(ファミポート設置店)となります。
こちらは、わりと最近できた納付方法です。
インターネットを利用して専用web画面から納付することができます。
「 国税クレジットカードお支払サイト」にアクセスし、サイト内の順番に沿って入力を進めてください。
をして完了となります。
◎納付税額に応じた決済手数料がかかります。
◎上記サイトにて手続きをした日が納税日となります。
<例>手続き日が期限内、カード料金引落日が期限後であっても期限内納付が完了しているということです。
※領収書は発行されないため、領収書が欲しい場合は納付書で納付をしてください。
※誤って納付手続をした場合は、税務署に連絡をして還付等の手続を行うことになります。
インターネットを利用して納付ができます。
e-tax(電子納税)で納付する方法にも2種類あります。
1.インターネットバンキングを利用して電子納税する。
◎登録方式
e-taxソフト等を利用して、税目・課税期間・申告区分・納付金額等の納付情報データ(納付情報登録依頼)を作成し、e-taxに送信して事前に登録します。登録した納付内容に対応する「納付区分番号」等を取得して、インターネットバンキングやATM等から納付することができます。
◎入力方式
e-taxソフト等の利用による事前の納付内容の登録は必要なく、インターネットバンキングやATM等から直接納付する方法で、申告所得税・法人税・地方法人税・消費税及地方消費税・申告所得税及復興特別所得税・復興特別法人税の納付に限って利用できます。
2.ダイレクト納付を利用して納税する。
事前に税務署へ届出等をしておけば、e-taxを利用して電子申告等 又は納付情報登録をした後に、届出をした預貯金口座からの振替により、簡単なクリック操作で即時又は期日を指定して納付することができる方法です。
なお、e-taxソフト(WEB版)又はe-taxソフト(SP版)では、ダイレクト納付を利用して予納を行うことができます。
※事前に所轄税務署へ「ダイレクト納付利用届出書」の提出が必要です。
参考:国税庁ホームページ(https://www.nta.go.jp/index.htm)
国税の納付方法は今のところ、大きく分けて”5種類”あります。
現金納付であれば、領収書も出ますし納付した実感が分かるため 今でも多くの方が利用しており安心です。
クレジットカードでの納付であれば、「来月にはお金を用意できるのに・・・」という場合には有効かと思います。
事前にかかる手数料を計算できるため、活用してみるのも良いかもしれません。
そして、今 国が推している方法は「電子納税」です。窓口に行く必要もなく、インターネットバンキングの契約をしていればインターネットバンキングの画面で操作ができます。
ダイレクト納付の届け出を出せば、e-taxで申告さえすれば支払いの予約をすることも可能です。
ぜひ、ご自身に合った方法で納税をしてみてください。
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